【簡単に解説】東方の博士たちに学ぶ信仰の姿勢【マタイによる福音書 第2章】

キリスト教

こんにちは。宗教を学ぶハリネズミです。
この記事では、マタイによる福音書第2章について解説しています。

・マタイによる福音書 第2章は何を伝えたいの?
・東方の博士ってどんな人だったの?
・聖書は異教徒を排除しているの?

こういった疑問に答えます。

このサイトでは宗教間の相互理解のため、様々な教えを公平・中立の立場から解説しています。
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では早速見ていきましょう!

マタイによる福音書第2章の概要 〜東方の博士たちに着目〜

マタイによる福音書第2章には様々な要素があるため、ここでは東方の博士たちに絞ってみていきます。

イエスがユダヤのベツレヘムでお生まれになった頃、東の国から占星術の博士たちがエルサレムへとやってきます。

彼らは当時のヘロデ王に尋ねます。

それを聞いたヘロデ王は困惑します。ユダヤ人の王は彼だったからです。自分以外に王がいてなるものか、不安と怒りを感じたことでしょう。彼は専門家たちを呼び寄せ、メシア誕生の地を確認します。するとそれはベツレヘムであることが分かりました。

そこで王は学者たちを送り出し、「(ユダヤの王を)見つけたら教えてくれ、私も拝みに行く」と伝えます。

学者たちが再び星に導かれて進むと、イエスがおられる家の上に星が止まります。彼らはマリアとともにいた幼子を見て深く喜び、ひれ伏して礼拝し、黄金・乳香・没薬を贈りました。

ところが、夢で「ヘロデのもとに戻ってはいけない」と告げられ、別の道から帰国します。

その後ヘロデ王は2歳以下の男子を皆殺しにするのでした。

ここまでが東方の博士に焦点をあてたマタイによる福音書 第2章の概要です。

東方の博士たち

イエスに最初に礼拝したという東方の博士たちは、一体どのような人物だったのでしょうか。

「博士(マゴス)」とはペルシアの宗教的祭司階級や占星術の学者を指し、星の動きや夢占いによって知恵を求める人々だったと考えられており、一説ではゾロアスター教の信仰を持っていたとも言われています。

興味深いのは、聖書は通常占星術や異教のまじないを否定的に扱うのにもかかわらず、この物語では異教の占星術師たちが星の啓示によってキリストを見出す役割を担っていることです。これは「自然啓示」を通じて神がご自身を現された一例だと考えられます。神は選ばれた民イスラエルには聖書(特別啓示)を与えましたが、それを持たない異教徒には彼らの理解できる方法(自然啓示)でメシアの到来を示されたのです。

マタイによる福音書 第2章の教訓

異教徒である東方の博士たちはイエスに礼拝するため遠路はるばる訪ねて来ました。一方、メシアを待望していたはずのイスラエルの民は誰もイエスの誕生に気づかず、それどころかヘロデ王はイエスを殺そうとします。

このことから私たちが学べる教訓は、

「信じている宗教に関わらず、神(またはメシア)を真剣に求める者に神は働かれる」

ということです。

だれもが自分の信じている宗教が最高だと傲慢になりがちです。そうして初心を忘れると、神を切に求める心も薄れていってしまいます。聖書ではそのことを、イエスの誕生という最重要場面で我々に訴えかけています。そして真に神を求め、メシアを求める者には異邦人、異教徒を問わず救いがあることを示しているのです。

そのような意味で、自分とは異なる信仰を持つ人にも敬意を持つことが大切だと感じました。私に神が働かれるように、他者(もしかしたら無宗教の人かも)にも神は働かれるのです。

私たちもヘロデ王や当時の律法学者のようにならないよう、謙虚な姿勢で学び続けていきましょう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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【簡単に解説】マタイによる福音書 第1章の教訓は?

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